フォークリフトのハイマスト・フルフリーマストに隠された秘話
フォークリフトのハイマスト・フルフリーマストに隠された秘話

2026年03月19日

〜人の「もっと上へ」の願いから生まれた進化〜

こんにちは。オールプロスです。 突然ですが、こんな疑問を持ったことはありませんか?

「ハイマストってどういう意味?標準と何が違うの?」 「フルフリーマストって聞くけど、何がフルフリーなの?」 「マストの種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない」

フォークリフトには、荷物を持ち上げるための 「マスト」 と呼ばれる部分があります。 普段何気なく使っているこのマスト。

実はそこには、現場の悩みを解決するための 長い進化の歴史が隠されている のです。

今日はその秘話を、プロ目線でわかりやすくお伝えします。

まずは標準マストのお話

一般的なフォークリフトの標準仕様は、

V3000(最大揚高3000mm)

つまり、地面から 約3メートルまでツメ(フォーク)を上げられる という仕様です。

これは主に:

  • トラックからの荷下ろし
  • パレット搬送
  • 一般的な荷役作業

にちょうど良い高さです。

実はこの「最大揚高3000mm」という情報は、フォークリフト車体の コーションプレート(名板) にしっかり記載されています。中古車両を選ぶ際には、ここを確認するだけで仕様が一発でわかります。

ハイマストとは?どこまで上がるの?

それでは、よく聞く ハイマスト とは何でしょう?

一般的に、4000mm(4メートル)以上上がるマストをハイマストと呼びます。

例えば:

  • 4000mm
  • 4500mm
  • 4800mm
  • 5000mm
  • 6000mm
  • 7000mm

なんて仕様まであります。

「そんなに高く必要あるの?」と思うかもしれませんが、

  • ✔ 高棚倉庫
  • ✔ ラック保管
  • ✔ 物流センター

などでは必須なんです。

つまり、現場が高くなるほど、マストも進化するということですね。

補足コラム|マストの仕様はコーションプレートで確認できる

「自分のフォークリフトの最大揚高って何メートルだっけ?」 そんなときは、車体に貼られているコーションプレート(銘板)を確認してください。

型式・製造番号・最大荷重とあわせて、最大揚高もしっかり記載されています。 中古車両の購入時や、現場の棚高さと照らし合わせる際にも必ず確認したいポイントです。

フルフリーマストとは何なのか?

ハイマストとセットでよく聞く言葉、それが フルフリーマスト

これを簡単に言うと:

マスト全体を上げずに、ツメだけ先に上げられる構造

です。

なぜ必要だったのか?

フォークリフトはこんな場所でも使われます。

  • コンテナ内部
  • 天井の低い工場
  • 狭い倉庫内

通常のマストだと——

荷物を上げる → マスト全体も伸びる → 天井にぶつかる

これでは作業できません。そこで誕生したのが、フルフリーマストです。

フルフリーマストの特徴

  • ✔ マスト高さをほとんど変えずツメだけ上昇
  • ✔ 低天井でも荷役可能
  • ✔ コンテナ内作業に最適
  • ✔ 安全性と作業効率がアップ

つまり、「狭い場所でも持ち上げたい!」という現場の声から生まれた構造です。

補足コラム|フルフリーマストが必要な現場チェックリスト

こんな環境なら、フルフリーマストを検討してください。

  • ✔ コンテナへの積み込み・積み下ろしがある
  • ✔ 天井高が3メートル以下の場所で作業する
  • ✔ 入口が低く屋内の高い場所に荷物を収納したい

逆に屋外作業メインで天井制限がない場合は、標準マストで十分なケースも多いです。 「念のためフルフリーに」と考える方もいますが、仕様が上がるほど車両価格も上がります。用途に合った選択が一番のコストダウンになります。

実はもう一つの大革命があった

ここからが本当の秘話です。

例えば「5メートル上げられるマストが欲しい」となった場合… 普通に作れば:

車体高さが3200〜3300mmくらいに巨大化

そうなると問題が起きます。

  • ❌ トラックで運べない
  • ❌ 高さ制限を超える
  • ❌ そもそも移動できない

つまり、「高く上げたいのに、運べない」 という壁が生まれました。

フルフリーマストが革命だった理由

フルフリーマストの開発によって、

2段マスト → 3段マスト(トリプルマスト)

が可能になりました。

これにより——

  • ✔ 車高は低いまま
  • ✔ 高いところまで荷物を上げられる

という夢のような仕様が誕生したのです。

ハイマスト × フルフリーマスト = 革命

この2つを組み合わせることで:

  • 車高はそこまで高くない
  • 低い場所でも作業できる
  • 高い棚にも荷物を置ける

まさに、フォークリフトマストの革命が起きました。

仕様 できること
標準マスト 地上から約3mまで揚高
ハイマスト 4m以上あげることができる
フルフリーマスト 天井が低い場所でもツメだけ先に上昇
ハイマスト+フルフリー 高い棚への荷役作業と低い天井での荷役作業の両立

 

人の願いが生んだ進化

「もっと高いところへ荷物を置きたい」 「低い天井でも作業したい」

そんな現場の願いに応えるように、時をかけて生まれたのが—— ハイマストとフルフリーマストです。

これは単なる機械の進化ではありません。 現場の知恵と努力が作り上げた、フォークリフトの進化の物語なのです。

まとめ|マスト選びは「使う場所」で決まる

ハイマストとフルフリーマスト、どちらが良いかは使う場所次第で正解が変わります。

  • 高棚・ラック保管がある → ハイマスト
  • 天井が低い・コンテナ内作業がある → フルフリーマスト
  • 両方の条件がある → ハイマスト+フルフリーマストの組み合わせ

「新しいリフトを入れたら棚に届かなかった」 「コンテナ内でマストが当たって作業できない」

こういったトラブルは、事前に仕様を確認すれば防げます。

オールプロスでは、

  • ✔ 倉庫の高さ
  • ✔ 作業環境
  • ✔ 搬入経路

まで確認した上で、最適な仕様をご提案しています。

「ハイマストがいいの?フルフリーがいいの?」と迷われたら、ぜひお気軽にご相談ください

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