トヨタフォークリフトの中古はなぜ人気?選ばれる5つの理由と相場【2026年版】
トヨタフォークリフトの中古はなぜ人気?選ばれる5つの理由と相場【2026年版】

2026年06月12日

こんにちは。オールプロスです。

フォークリフトの中古市場で、ダントツで人気のブランドがあります。

トヨタです。

国内市場のおよそ5割がトヨタフォークリフト。 自動車のトヨタと同じように、そのブランド力は日本だけでなく世界に通じています。

海外から中古フォークリフトを買い付けに来るお客様も、

「トヨタのフォークリフトが欲しい」 「トヨタしか買わない」 「少し高くてもトヨタがいい」

こう言われます。

プロから見ると、「トヨタもいいけど、他社も結構いいのに……」と心の中でツッコむのですが、当然伝わらない。

……それは心の中で言っているから伝わらないのは当たり前でしょ(笑)

さて、冗談はさておき。

なぜどこもかしこもトヨタフォークリフトなのか?

実は、性能だけで比較すれば他社と大きな差はありません。 むしろフォークリフトのある部分に関しては、他社のほうが性能が良いこともあります。

それなのに、中古市場ではトヨタが圧倒的に選ばれ続けている。

その理由を、中古フォークリフトのプロの視点で5つ挙げていきます。

 

トヨタの中古フォークリフトが選ばれる5つの理由

理由①|部品がどこでも手に入る圧倒的な供給力

トヨタフォークリフトが中古市場で選ばれる最大の理由がこれです。

壊れたときの部品が、安価で、汎用性があり、どこでも手に入る。

フォークリフトは産業機械です。 工場や倉庫の現場で毎日酷使されるものですから、どんなに良い機械でもいつかは部品が消耗し、交換が必要になります。

そのとき、部品がすぐに手に入るかどうかは死活問題です。

トヨタは市場シェアが圧倒的に大きいため、部品の生産量も流通量も他社を大きく上回っています。

  • 純正部品が安価 — スケールメリットにより製造コストが低い
  • 汎用性が高い — 世代をまたいで共通部品が使われていることが多い
  • 入手ルートが豊富 — 正規ディーラーだけでなく、部品商や中古部品市場にも豊富に流通
  • 海外でも調達可能 — 世界中でトヨタが使われているため、どの国でも部品が見つかる

この部品供給力の強さは、世界中で高く評価されています。

フォークリフトが壊れたとき、「部品がない」「取り寄せに1ヶ月かかる」では、現場が止まってしまう。

トヨタなら、部品で困ることがほとんどない。

これが、プロが「まずトヨタ」と言う理由の根底にあります。

理由②|壊れない。40年前の車両が今も走る耐久性

トヨタフォークリフトの耐久性は、はっきり言って半端ではありません。

驚くべきことに、日本では1980年代に製造されたトヨタフォークリフトが、今この瞬間も現役で走っています。

40年近く前の車両が、まだ動いている。

もちろんメンテナンスは必要ですが、基本的な構造がしっかりしているからこそ、これだけ長く使い続けることができるのです。

私たちは全国から中古フォークリフトを買い取っていますが、古い車両を見るとやっぱりトヨタが多い

他のメーカーの車両は10年、15年で姿を消していくのに対し、トヨタは20年、30年と生き残っている

「長持ちする」というのは、中古フォークリフトにとって最高の褒め言葉です。

壊れにくいから修理費がかからない。 長く使えるからコストパフォーマンスが高い。

耐久性の高さは、そのまま「お得さ」に直結します。

理由③|新車が比較的安い。スケールメリットの力

「部品が安い」「壊れない」だけでもすごいのに、新車の価格も安い。

これは、市場の半分を占めるスケールメリット(規模の経済)の力です。

生産台数が多いから、1台あたりの製造コストが下がる。 部品の調達コストも、大量発注で安くなる。

その結果、同クラスの他社フォークリフトと比べて、トヨタの新車は比較的お求めやすい価格で提供されています。

  • 部品が安価で供給力がある
  • 耐久性が高くて壊れにくい
  • なおかつ新車も安い

……これは、正直なところ他社からすると「勝てない」と思うポイントです。

そして新車が安いということは、中古になったときの価格帯も手が届きやすいということ。

中古フォークリフト市場でトヨタの流通量が多い理由のひとつは、そもそも新車がたくさん売れているからなのです。

理由④|修理のしやすさ。エンジニアのことまで考えた設計

ここからは、整備のプロならではの視点です。

トヨタフォークリフトのエンジン周辺を開けたとき、ベテランの整備士はこう言います。

「修理しやすいんだよ、トヨタは。

何が違うのか?

  • エンジンルームにスペースがある — 部品交換のために手を入れるスペースが十分に確保されている
  • ボルトやネジの配置が合理的 — 整備士がアクセスしやすい位置に設計されている
  • 部品の取り外し手順がシンプル — あるパーツを外すために別の部品を3つ外す、ということが少ない
  • 配線やホースの取り回しが整理されている — 故障原因の特定がしやすい

これは、トヨタが「エンジニアファースト」の思想で設計しているから。

修理する人のことを考えて、メンテナンスしやすいように設計段階から配慮されているのです。

修理がしやすいということは、修理時間が短い=修理費が安い=現場の停止時間が短い。

お客様にとってのメリットが、設計思想のレベルから組み込まれている。

これがトヨタの恐ろしさであり、強さです。

理由⑤|リセールバリュー(再販価値)が高い

5つ目の理由は、ここまでの4つの結果として生まれるものです。

トヨタの中古フォークリフトは、リセールバリュー(再販価値)が高い。

  • 部品が手に入る → 次のオーナーも安心して使える
  • 壊れにくい → 中古でも長く使える期待値が高い
  • 修理しやすい → メンテナンスコストが低い
  • ブランド力 → 「トヨタなら間違いない」という安心感

これらの要素が重なり合って、トヨタの中古フォークリフトは他社に比べて査定額が高いのです。

つまり、トヨタを買うということは——

使っている間は壊れにくくて修理も安く、売るときは高く売れる。

「購入時」だけでなく「売却時」まで見据えたとき、トヨタが選ばれ続ける理由がよくわかります。

中古フォークリフトの相場はトヨタが基準になっている

実は、中古フォークリフト市場の相場そのものが、トヨタを基準に決まっていることをご存知ですか?

私たちのような中古フォークリフトの専門業者が価格を決めるとき、まず考えるのは——

「トヨタのこの年式で、この稼働時間なら、だいたいこのくらいの金額だな」

そして他社製のフォークリフトは、

「トヨタの相場からマイナス10万円くらいだろう」

こんな感じで、トヨタを基準点にして相場が形成されているのです。

これは中古車市場でトヨタ車が相場のベンチマークになっているのと同じ構造。

市場の半分を占めるということは、相場の基準になるということ。

トヨタフォークリフトは、もはや中古市場における「通貨」のような存在です。

トン数 トヨタ中古フォークリフトの価格帯目安
1.0〜1.5t 80万〜170万円
2.0〜3.0t 160万〜260万円
3.0〜5.0t 270万〜500万円

 

※年式・稼働時間・装備・整備状態により変動します。上記はオールプロスで整備・全塗装済みの場合の目安です。

なぜトヨタは市場の半分を占められたのか?

5つの理由を並べてみて、ひとつ気づくことがあります。

すべてが「人のこと」を考えた仕組みになっている。

  • 部品の供給力 → 壊れて困るお客様のために
  • 耐久性 → 長く安心して使いたいお客様のために
  • 価格の安さ → コストを抑えたいお客様のために
  • 修理のしやすさ → 整備する人のために
  • リセールバリュー → 次のオーナーのためにまで

お客様のため、修理する人のため、次に使う人のため——

人のことを考え尽くされた仕組みの中に、多くの賛同者が集まった。

その結果が、市場シェア50%であり、中古市場での相場の基準になるという地位なのだと思います。

自動車でも、フォークリフトでも、トヨタが世界で支持され続ける理由は、技術力だけではない。

「使う人のことを徹底的に考える」という姿勢が、長い歴史をかけてブランドの信頼を築いてきたのでしょう。

補足コラム|トヨタ以外のメーカーはどうなの?

ここまでトヨタを褒めちぎってきましたが、では他社のフォークリフトは良くないのか?

とんでもない。他社のブランドも最高です。

プロの視点で正直にお伝えすると、知らないところで性能が最強のメーカーもあります。

たとえば——

コマツ: エンジンの力強さと車体の頑丈さに定評。建設機械で培った技術がフォークリフトにも活きている。過酷な現場でタフに使い倒すならコマツという選択は大いにあり。

ニチユ三菱(三菱ロジスネクスト): リーチフォークリフトでは国内トップクラスのシェア。倉庫内の電動フォークリフトの操作性と省エネ性能は、知る人ぞ知る実力。バッテリー車に強い。

住友ナコ: アメリカのハイスター・エール(Hyster-Yale)と提携。独自の油圧技術による荷役のスムーズさは、一度使うとクセになるという熱烈なファンがいる。

TCM(ユニキャリア→三菱ロジスネクスト): かつてのTCMブランドの中古は今も根強い人気。特にカウンターフォークリフトの安定感と乗り心地の良さに隠れファンが多い。

メーカーごとに得意分野や設計思想が異なり、**現場の用途によっては「トヨタよりこっちのほうが合う」**というケースは普通にあります。

補足コラム|トヨタの中古フォークリフトを買うときのチェックポイント

トヨタは人気が高い分、中古市場での流通量も多いです。 その中から良質な一台を選ぶために、チェックしておきたいポイントをまとめます。

① 稼働時間(アワーメーター)を確認 トヨタは耐久性が高いとはいえ、稼働時間は重要な判断基準。目安として5,000時間以下なら十分に使える状態のものが多いです。

② 年式とモデルを確認 トヨタフォークリフトは定期的にモデルチェンジしています。できれば2000年代以降のモデルを選ぶと、安全装置や環境性能が充実しています。

③ 整備履歴があるか トヨタの正規ディーラーで年次検査を受けてきた車両は、整備記録が残っていることが多い。この履歴は安心材料になります。

④ 整備済みかどうか 中古で購入する場合、「現状渡し」ではなく整備・点検済みの車両を選ぶのが鉄則。いくらトヨタでも、整備されていなければリスクは同じです。

⑤ 販売店の専門性 トヨタの中古フォークリフトはどこでも手に入りますが、フォークリフト専門店から購入すれば、車種の特性や現場に合った提案を受けられます。

個人的な話|トヨタフォークリフトに感じるワクワク

最後に、少し個人的な話をさせてください。

トヨタの中古フォークリフトを見ると、普段の仕事とは関係ない場面でも——

たとえば道を走っているとき、工場の敷地内にトヨタフォークリフトが見えたとき、

思わず心がワクワクするんです。

目に入った瞬間の、あの感覚。

「あ、トヨタだ」——

それだけで、なぜかテンションが上がる。

これはもう、性能とか価格とかの話ではなく、トヨタが長い歴史をかけてつくり上げたブランドの力なのだと思います。

見ただけでワクワクさせる。 それがブランドというものなのかもしれません。

オールプロスは全メーカーを中立に扱います

トヨタは素晴らしい。 でも、他社も素晴らしい。

オールプロスでは、中立な立場で全メーカーの中古フォークリフトを扱っています。

トヨタ、コマツ、ニチユ三菱、住友ナコ、TCM—— それぞれのメーカーに強みがあり、合う現場があります。

大切なのは、「どのメーカーが一番か」ではなく、「あなたの現場に何が最適か」です。

お客様の事業内容、作業環境、予算、使い方をしっかりヒアリングした上で、最適な一台を、メーカーの垣根を越えてご提案させていただきます。

今日もまた、最高の一台をお客様に提案してまいります。

 

まとめ

ポイント 内容
トヨタの国内シェア 約50%(フォークリフト市場の半分)
選ばれる理由① 部品の供給力が圧倒的(安価・汎用・世界中で入手可能)
選ばれる理由② 耐久性が半端ない(40年前の車両が今も現役)
選ばれる理由③ 新車が比較的安い(スケールメリット)
選ばれる理由④ 修理しやすい設計思想(エンジニアファースト)
選ばれる理由⑤ リセールバリュー(再販価値)が高い
中古相場の基準 トヨタの価格がベンチマーク、他社はそこから調整
他社メーカー それぞれ得意分野あり。現場に合った選択が大切

 

オールプロス

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吉田 啓次

執筆者:吉田

オールプロス代表

1979年アフリカ・コンゴ民主共和国生まれ、ケニアで高校卒業まで育つ。 慶応大学商学部を卒業後、海外での教育経験や商社勤務を経て独立。 現在はオールプロス代表として、中古フォークリフトの販売・整備・買取をはじめ、 年次検査・タイヤ販売・部品販売など幅広く対応。 国内外の需要を見極めながら、良質な中古フォークリフトを通じて、 企業のコスト削減や安全面の向上を支援している。

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