決算前に中古フォークリフトを買うと節税になる?2年で減価償却の仕組みを解説【2026年版】
決算前に中古フォークリフトを買うと節税になる?2年で減価償却の仕組みを解説【2026年版】

2026年07月08日

こんにちは。オールプロスです。

ある日の午後のことです。

春先の少し温かくなってきた昼過ぎ。 いつものように昼の休憩を終えて、午後の仕事をスタートしようとしたとき、携帯電話が鳴りました。

画面を見ると、埼玉のお客様。 いつもオールプロスからフォークリフトを購入してくださっている、リピーターの常連さんです。

「吉田さん、今月決算月でさ、今年けっこう儲かったから、またフォークリフトを1、2台買っておこうと思うんだけど、いいやつ提案してくれない?」

非常にありがたい。

事業がうまくいっているということ。 会社が成長しているということ。 そしてまたオールプロスを選んでくれるということ。

最高にうれしい電話です。

実はこういうお話、けっこう多いんです。

決算前に中古フォークリフトを購入すると、節税につながる。

「なんとなく聞いたことはあるけど、仕組みがよくわからない」 「本当に節税になるの?どのくらい?」 「決算月のいつまでに買えばいいの?」

今回は、そんな疑問に中古フォークリフトのプロとしてお答えします。

 

脱税はNG。でも、会社を守る合法的な節税は全力で応援したい。

そんな気持ちで、この記事を書いています。

 

なぜ中古フォークリフトが節税になるのか?

まず、基本の仕組みからお話しします。

キーワードは「減価償却」です。

減価償却とは?

会社が機械や設備を購入すると、その費用は一度に全額を経費にするのではなく、数年にわたって少しずつ経費として計上していきます。

これが減価償却です。

たとえば、100万円の機械を買ったとします。

  • 1年で全額経費にする → ×(原則としてできない)
  • 5年かけて毎年20万円ずつ経費にする → ○(減価償却)

なぜこうなっているかというと、機械は買った瞬間に価値がゼロになるわけではなく、何年もかけて使いながら価値が減っていくものだからです。

この「価値が減っていく年数」は、法定耐用年数として資産の種類ごとに国が定めています。

 

フォークリフトの法定耐用年数は「4年」

フォークリフトの法定耐用年数は4年です。

つまり新品のフォークリフトを購入すると、4年間かけて減価償却していくことになります。

100万円の新品フォークリフトなら、定額法で毎年25万円ずつ経費に計上していく計算です。

「4年かけて経費にする」——

悪くはないですが、もっと早く経費にしたい。 決算前に「今年の利益を圧縮したい」と思っている経営者にとっては、4年はちょっと長い。

ここで登場するのが、「中古」のメリットです。

中古フォークリフトなら「最短2年」で減価償却できる

中古資産の法定耐用年数は、新品とは異なる計算方法が適用されます。

中古資産の耐用年数の計算式:

法定耐用年数の全部を経過している場合: 耐用年数 = 法定耐用年数 × 20%

フォークリフトの法定耐用年数は4年。

4年以上経過した中古フォークリフトの場合:

4年 × 20% = 0.8年 → 2年(最低2年、1年未満は切り捨て)

つまり、4年以上経過した中古フォークリフトは、最短2年で減価償却できます。

これが、中古フォークリフトが節税に強い最大の理由です。

区分 耐用年数 100万円の場合の年間償却額(定額法)
新品フォークリフト 4年 約25万円/年
中古フォークリフト(4年以上経過) 2年 約50万円/年

同じ100万円の購入でも、中古なら新品の2倍のスピードで経費にできる。

決算対策として中古フォークリフトが人気な理由が、ここにあります。

補足: 法定耐用年数の一部を経過した中古資産(たとえば製造から2年経過した中古)は、別の計算式になります。 耐用年数 =(法定耐用年数 − 経過年数)+(経過年数 × 20%) 例:2年経過 →(4年 − 2年)+(2年 × 20%)= 2.4年 → 2年 いずれにしても、中古フォークリフトの多くは耐用年数2年に該当します。

 

具体的にどのくらい節税できるのか?

数字で見たほうがイメージしやすいので、具体的なシミュレーションをしてみましょう。

【例】決算前に中古フォークリフトを100万円で購入した場合

※法人税率を約30%として概算

項目 金額
中古フォークリフト購入費 100万円
耐用年数(4年以上経過の中古) 2年
1年目の減価償却費(定額法) 約50万円
1年目の節税効果(50万円 × 30%) 約15万円
2年間の合計節税効果 約30万円

100万円の中古フォークリフトを買うと、2年間で約30万円の節税効果。

さらに、定率法を選択すれば初年度により多くの償却が可能です。

 

【定率法の場合】

項目 1年目 2年目
償却額 約100万円(全額) 0円
節税効果(×30%) 約30万円

定率法なら、初年度にほぼ全額を経費計上できるケースもあります。

※実際の計算は事業年度の途中で購入した場合の月割り計算など、細かい要素があります。詳しい計算は顧問税理士にご確認ください。

ただし、ここで大切なことをひとつ。

節税のためだけに不要なフォークリフトを買うのは本末転倒です。

「本当に必要な設備を、最も有利なタイミングで購入する」—— これが賢い決算対策です。

だからこそ、冒頭の埼玉のお客様のように、 「事業が順調で、そろそろ追加のフォークリフトが必要だった」 「ちょうど決算月だから、このタイミングで購入しよう」

という流れが、最も理にかなった節税の形なのです。

 

決算前に中古フォークリフトを購入するときの注意点

「じゃあ決算月に買えばいいんでしょ?」

少し待ってください。 タイミングにはいくつか注意点があります。

注意点①|「事業の用に供した日」が起算日

減価償却は、**購入した日ではなく「事業の用に供した日」**から始まります。

「事業の用に供した」とは、実際にフォークリフトを現場で使い始めた日のことです。

つまり、決算月ギリギリに注文しても、納車が翌期にずれ込んだら、その期の経費にはならない可能性があります。

対策: 決算月の少なくとも1〜2ヶ月前には動き始めましょう。 在庫があればすぐ納車できる業者を選ぶのもポイントです。

注意点②|月割り計算に注意

事業年度の途中で購入した場合、その期の減価償却費は月割り計算になります。

たとえば、決算月(3月決算)の3月に購入して使い始めた場合:

年間償却額50万円 × 1ヶ月/12ヶ月 = 約4.2万円

1ヶ月分しか計上できません。

 

一方、期首(4月)に購入していれば:

年間償却額50万円 × 12ヶ月/12ヶ月 = 50万円

同じ購入でも、タイミングによって初年度の節税効果が大きく異なるのです。

節税効果を最大化するなら、期首に近いタイミングで購入するのがベストです。 ただし現実的には、利益の見通しが立つ下半期に決断するケースが多いでしょう。

 

注意点③|30万円未満なら一括経費にできる場合も

中小企業であれば、「少額減価償却資産の特例」を活用できます。

取得価額が30万円未満の資産は、減価償却せずに購入年度に全額を経費として計上可能。 (年間合計300万円まで)

ただし、整備・全塗装済みの良質な中古フォークリフトは30万円を超えることがほとんどですので、この特例が使えるケースは限定的です。

※少額減価償却資産の特例は、青色申告をしている中小企業者等が対象です。

補足コラム|新品と中古、節税効果はどっちが上?

「節税だけを考えるなら、新品と中古どっちがいいの?」

比較してみましょう。

【例】200万円の新品 vs 100万円の中古(4年超経過)

項目 新品(200万円) 中古(100万円)
耐用年数 4年 2年
初年度償却額(定額法) 50万円 50万円
初年度の節税効果 約15万円 約15万円
2年間の合計償却額 100万円 100万円(全額)
全期間の合計節税効果 約60万円(4年間) 約30万円(2年間)
実質的な負担(購入費−節税) 約140万円 約70万円

節税「額」は新品のほうが大きいですが、実質的な負担は中古のほうが断然小さい。

中古フォークリフトの節税の本質は、「節税額を最大化すること」ではなく、「少ない投資で、素早く経費にできること」にあります。

サブの機械に200万円かけるより、100万円の中古を買って2年で償却し、浮いた100万円をメインの事業に投資する。

これが、賢い経営者の考え方です。

補足コラム|税務署が来ても堂々とできる「守りの経営」

ここで、少し私たちの話をさせてください。

実はオールプロスにも、数年前に税務署の調査が入りました。

半年間、すべての口座を調べられました。 取引の一つひとつ、経費の根拠、売上の流れ…… 隅から隅まで見られる、あの緊張感。

結果——

1円も追加で出すことなく、帰ってもらいました。

なぜか?

会社の仕組みのすべてをかけて、合法的な節税の極限までやっていたからです。

脱税は絶対にNG。 でも、法律が認めている範囲の節税は、経営者の権利であり義務だと思っています。

この経験があるからこそ、決算対策で「中古フォークリフトで節税したい」というお客様の気持ちが、痛いほどわかる。

賢い会社は、そうやって自分の会社を守っている。

だから私たちは、決算対策のご相談を全力で応援したいと思えるのです。

 

決算前の中古フォークリフト購入|チェックリスト

決算対策で中古フォークリフトの購入を検討されている方へ、やるべきことの時系列チェックリストをまとめました。

【決算の3〜2ヶ月前】

  • □ 顧問税理士と今期の利益予測を確認する
  • □ 設備投資として中古フォークリフトの購入を検討
  • □ 必要なトン数・タイプ・台数を洗い出す
  • □ オールプロスなど専門業者に在庫を問い合わせる

【決算の2〜1ヶ月前】

  • □ 車両を選定し、見積もりを取得する
  • □ 税理士に購入予定金額と償却計画を相談する
  • □ 注文・契約を確定する
  • □ 納車日を確認し、必ず決算日までに現場で使い始める段取りを組む

【決算の1ヶ月前〜決算日】

  • □ 車両を納車し、実際に稼働させる(写真や日報で記録を残す)
  • □ 請求書・納品書・契約書を整理する
  • □ 固定資産台帳に登録する

ポイントは「早めに動くこと」。

決算ギリギリになると、欲しい車両の在庫がなかったり、納車が間に合わなかったりします。

余裕を持ったスケジュールが、確実な節税の第一歩です。

 

オールプロス=「すべての人に繁栄を」

最後に、オールプロスの名前の由来をお伝えさせてください。

オール(All)= すべての プロス(Pros)= プロスペリティ(Prosperity)= 繁栄

「関わるすべての人たちに、繁栄をもたらし続ける会社であり続けたい」

これが、オールプロスの理念です。

 

繁栄とは、会社が発展し、継続していくこと。

そこには当然、節税という手段が含まれています。

稼いだ利益を守り、次の成長のための投資に回す。 無駄な税金を払うのではなく、合法的に利益を守る。 その手段のひとつが、中古フォークリフトの購入による減価償却。

私たちは中古フォークリフトを販売しながら、お客様の会社の繁栄を本気で考えています。

「フォークリフト屋が節税の話?」と思うかもしれません。

でも、御社の事業が繁栄し続けることが、私たちにとっても一番うれしいことなんです。

決算対策で中古フォークリフトを。節税で。

今日もまた最高の一台を、お客様に提案してまいります。

 

まとめ

ポイント 内容
中古フォークリフトが節税になる理由 最短2年で減価償却できる(新品は4年)
100万円の中古を購入した場合 2年間で約30万円の節税効果(法人税率30%の場合)
最も効果的なタイミング 期首に近いほど初年度の償却額が大きい
決算ギリギリの注意点 納車+稼働開始が決算日までに必要(月割り計算)
新品より中古が有利な点 少ない投資で素早く経費化、実質負担が小さい
準備のポイント 決算の2〜3ヶ月前から動き始める
オールプロスの理念 All Prosperity=関わるすべての人に繁栄を

※本記事は一般的な税務知識に基づいた解説です。 実際の節税対策は、必ず顧問税理士にご相談の上、判断してください。

オールプロス 〒651-2313 兵庫県神戸市西区神出町田井1320-58内 TEL. 078-585-5439(営業時間:8:00〜17:00)

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吉田 啓次

執筆者:吉田

オールプロス代表

1979年アフリカ・コンゴ民主共和国生まれ、ケニアで高校卒業まで育つ。 慶応大学商学部を卒業後、海外での教育経験や商社勤務を経て独立。 現在はオールプロス代表として、中古フォークリフトの販売・整備・買取をはじめ、 年次検査・タイヤ販売・部品販売など幅広く対応。 国内外の需要を見極めながら、良質な中古フォークリフトを通じて、 企業のコスト削減や安全面の向上を支援している。

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